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トラブル連発のチームレース!

今日はイタリア世界選手権の2レース目、チームレースです。

総標高差2070m、毎回チームレースは大会の中で最も過酷なコースが設定されます♪

 

 

二人が一緒に行動するチームレース、今回のパートナーは松澤幸靖センパイです。

昨日までアイテムトラブルで奔走していた二人ですが、今日は無理せず世界選手権後半戦へ影響を残さないようペース配分を考えた作戦。

 

 

滑りのレベルが高いチームなので、スタートは最後尾から混乱を避けてゆっくりと。

まぁ、選手全員のレベルが高い世界選手権なので、それほど混乱は起きないのですが。

 

 

マススタートから森を抜けてアルパインエリアへ。

 

 

昨日緩んだ雪がカチカチに凍った、登りも下りもテクニカルなコース。

後半の滑りでいくらでも順位を上げていけると踏んでおりました。

 

 

アイゼン、ハーネス、ロープ、この最高所を越えてからがペースの上げどころ。

ここまではほぼ予定通りの順調なレース展開でした。

 

 

ピークを越えて、下りにさしかかった所で事件が起こります。

この写真の直後、ユキヤスさん板を崖下におとします・・・

それは見事に、凍った急斜面を滑り落ちてから崖下へと飛んでいきました。

当然、ルートとは関係ないあさっての方向へ。

それを見ていた全員が凍りつきました。

コース役員が、レース続けたかったら自分で探しに行ってもいいよ、とのことだったので

ここで大きくタイムロスをして板の捜索へ向かいます。

 

 

あらぬ所に板を発見。

崖上から落ちてきて奇跡的に雪の上に落下したようです。

フィックスロープが張られたコースより遥かに急で危ないところですが、誰からも見えない所なのでサクッと回収してコースへ復帰。

 

 

足切りタイムギリギリで中間地点へ駆け込み、なんとか通過。

もはやペース配分も、後半戦への余力を残すも無く全開。

おかげで僕も転倒して突き指。折れたかと思いましたが、意外と大丈夫でした。

 

 

その後もユキヤスさんに細かいアクシデントは続き、最後の滑りセクションではビックアクシデント。

この写真、普通に滑っているように見えますが、大変なことになってます。

ゴールまで下り標高差500m以上はあったと思いますが、カチカチ、ボコボコ、森の中、アップダウンもある難しい下りをリタイアせずに無事滑り降りるスキー技術はさすがユキヤスさん。

 

 

滑走面だけの、皮一枚でつながったスキーで降りてきました。

一緒に滑りながら、いつ千切れるのかヒヤヒヤでした。

 

 

ちなみに僕は昨日応急処置したブーツが完全に破損。

そのままスカルパの工場送りです。

 

 

まったく予定通りにはいきませんでしたが、無事?完走。

色々ありすぎて、面白すぎるチームレースでした。

ユキヤスさん、お疲れ様です!

 

 

 

 

藤川 健 | 2017トランスカバロ山岳スキー世界選手権 | 01:54 | comments(5) | - | pookmark |
Comment
矢折れ、刀尽き、、でも不屈(不惑)の完走、お見事です。山岳スキーは、道具も滑走者も忍耐強さが肝心なんですね。

posted by ニモ@比国 ,2017/02/27 4:47 AM

過酷なレースでしたね。
ご無事でなによりです。
写真を撮る余裕があるところがさすがです。(^^)

posted by K島 ,2017/02/27 5:18 AM

写真や文章だけでは伝え切れませんが、厳しさの中にも楽しさ満載です。

posted by フジケン ,2017/02/27 6:01 AM

流石としか、言いようのないリカバリーのちからと、滑走スキル。恐れ入ります。

それにしても、ゴール後の笑顔が素敵過ぎます。

posted by うめ ,2017/02/27 8:02 AM

うめさん

応援、ありがとうございました!

posted by フジケン ,2017/03/21 9:47 AM